浪川大輔 5th Anniversary Live『1915+ON』in 日比谷野音音楽堂

浪川大輔さんの5周年記念野音ライブ『1915+on』に行ってきました。
こないだの『Hurricane』ライブの時も感じたけど、浪川先生のライブって特殊だなと思う。いろんな人の(スタッフはもちろんファンも)善意による支えでできている感がとても強い。誤解のないように言っておくけど、決して浪川さん個人の力量が足りないという話ではなく、ファンを喜ばせるために色んなことやってくれるから、乗っかっているだけですごく楽しく満足できるものを提供してくれいてるのは実感できるんだけど、周りがそれだけじゃおさめられない熱量を持っている感じ。浪川さんってすごく良いものを見せようとしてる「一生懸命さ」と「気遣い」っていうのがどうしても伝わってくるので*1、ファンもスタッフも自らが楽しむというのは前提として、浪川さんを喜ばせるために自分たちができる最大限のものをライブ内で即興で乗せていくように見えて一体感がすごかったです。
あまりご本人は喜ばれない感想かもしれないけど、何やっても受け止めて、協力して、支えあって…みたいなファンやバンドの愛との相乗効果なのか、全部が合わさってとてもあたたかいライブだった。だから黄色って浪川先生にぴったりな色なんだろうなと思いました。「スマイルエクササイズ」もあれだけ本人による練習動画を配信していたのに、本編前の準備運動として本人も出てこないままやったんですけど(笑)、こんなに楽しくて大丈夫かっていうくらいの盛り上がりっぷりだった。ダンサーさんやバンドメンバー達が踊ってくれたんですけど(しかも完璧にw)、ステージサイドをちらっと見たら、PA卓のスタッフさんも踊ってた(笑)。これぞ浪川さんの人柄のなせる業なんでしょうね。ライブ前からライブが作られているのってもはやおなじみの光景だもんね。そして私は「UTAO」でまた泣いたし(笑)。ファンに歌ってもらうところ、半泣きでちゃんと歌えたためしがないw。前もキラフェス感想で書きましたけど「UTAO」とか浪川さんの人柄で歌ってる歌じゃないですか。楽しくて励まされて癒されるのですぐ泣く。そういうその人にしか歌えないだろう曲に弱いです。『Hurricane』ライブでも、ラストの「Hand in Hand」の熱量が凄くてひたすら感動してた中、アウトロで最後の最後に浪川さんが「俺もがんばるから、みんなもがんばって!」って笑顔で言ってくれた時に私の涙腺は崩壊したこともせっかくだから書いておこうかな(笑)。浪川さんの「がんばって」は何の嫌味もなく単純に染みる。何のつっかえもなく、心にすっと入ってきたのがご本人のすばらしさを物語っていると思っています。浪川先生は私の癒し系ぶっちぎりNo.1なので、ちょっと弱ってる時に優しいこと言われるとすぐ泣きそうになるのでいい加減成長したい(笑)。
浪川さんのライブはとにかく面白くてあったかいです。パンフレットも読ませていただきましたけど、ライブとおんなじ雰囲気が座談会記事からも伝わってくるのがさすがだなと思いました。浪川さんて、Kiramuneの中で一番ライブの数こなしてるんですよね、確か。MCでもたくさんご自身の気持ちを伝えてくれたし、パンフレットにもジャンボさんに言われたライブの方向性の話も載っていて、5年間かけて場数踏んで、浪川大輔という人にしかできないライブの基盤を作っていったのが良くわかる素晴らしいライブでした。楽しかった〜!久々に野音でライブ見れたのも嬉しかった!!晴れてよかったね!!!

*1:仮に本人がそれを隠そうとしても多分バレる