「告白」観た

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「告白」観てきました。



感想としては、ものっっっすごい後味の悪い、とにかく凹むし、気は滅入るし、脱力感がひどい映画でした。

観る前はおなか減ってたはずなのに、観終わったら何も食べたくなくなりました。

題材ぽいものも好きじゃないっす。だって凹むもの。目をそむけちゃいけないんだよって言うのはわかるけど、気が滅入るもの。

ただ、映画としてはすごく良かった。ホント良かった。

私はびびりなので、もう観たくないんだけど、でもやっぱりいい映画だったので、もう一回観たら落ち込むのわかってるけど観たい・・・っていう葛藤するくらいのものでした。



とにかく最初から最後まで重くてですね、もう画面から重力垂れ流しです。

人が人に対して極悪になる描写が結構あるので、しかも1対多の描写とか結構ひどいものがあったんで、最初の方は常に胃がぐるんぐるんしてたっていうか、とにかく具合悪くて仕方なかった。

何も食べてないのにコーヒーばっか飲んでたから、それが胃に来たっていうのもあるけど、まあそこはいいです。



原作は読んだことないので知らないんですが、「告白」というタイトルらしく、主要人物別の心理告白描写があるので、心理が理解できるかできないかは別にしても、わかりやすく作られてるなーと思いました。

スローモーションが多様されている映像が儚く綺麗だったり、色合いが淡くて綺麗だったり、曲がポップだったり、コメディタッチに描かれてるところがあったりと、内容が重いのに相反してる描写がてんこ盛りだったので、なんか恐ろしかったです。

公式サイトに載ってる感想で、「映画全体の潔癖さ」という表現があったんですけど、マジでその通りだなあと思いました。

だからこそ余計残酷で、ひどく狂気じみてました。そこが良かったです。

AKB48」のPVとか曲とかもちょこちょこ出てくるんですけど、それが「普通の中学生」ぽさを引き立てる感じでさらに生々しくて気味悪かったです。

まあ、とにかく賛否両論分かれそうだなぁと思いました。

特に子供持ってる親御さんとかは微妙な気分になるんじゃないかなぁ。

実際にYahooレビューにも「こんな映画が称賛されてるのがホントに怖いと思いました。」って書かれてたりもしたし。

私も最近のドラマとか映画の、中高生は狂気じみた子ばっかりみたいな感じでステレオタイプのように描写するのはどうかと思うけどもね。

ホントにどこの中高もこんな学校ばっかだったら、子供とか作りたくなくなるし、作っても学校通わせたくなくなるしさ。

ただ、これを頭ごなしに「ダメ」っていう人もどうかと思うので、私はこのレビューには共感できませんでした。まあ、これは人それぞれだよね。



私は映画観るときはあんまり深く考えないようにしてるんですよ。そのままを観ようと思ってるんで。

で、最終的に「好き」か「そうでもない」かで判断してるため、映画に対して、あのシーンがどうとか、このシーンがどうとか感想の言いあいとか苦手です。

ていうかしたくない。一人でもくもくと消化したいタイプなんすよ。

だからいっつもホントに観たい映画は一人で行くんですけども、今回のこの映画に関してはなんか上手く消化できない・・・。

誰かに感情移入できるかっつったらできないし、誰が悪いかって言われたら全員悪いし、誰がかわいそうかって言われたら全員かわいそうなんだよね。

で考えたときに、この映画のテーマってなんなのだろうと思って。

世間では「命の重さ」といわれているようなんですが、私にはそうは思えなかったんだけど。

じゃあ何だと言われてもわからなくて、たぶんこれが消化できない原因のように思えます。

なんか、思いつくテーマを当てはめてみても、どれもこれもしっくりこないんだよなー・・・。

で、私の中ではこの映画は「好き」だったので、いい映画だなとおもいました。



つか、松様と佳乃様が大好きだったんで、キャスト的にもわくてかしながら観に行ったわけですが、演技うんぬんとかわかんないけど、でも観終わったあとこの二人が更に好きになったので、演技すばらしかったんだと思う。

あと、主要キャストの女の子がいるんだけど、めっっっっっっっちゃくちゃ美少女でガチ好みだったんで、家帰ってきて即ぐぐったんですけど14歳だった・・・。

そ、そりゃ中学生役だものね、そうよね・・・。いや、でもあの子超美少女。推せる!と思いました。

・・・はあ、私どんどん好きな芸能人が低年齢化していくwww。そんだけ歳とっていってるってことか。