柿原徹也 2nd Live「ダンディギ・ダン」in 舞浜アンフィシアター

書くか書かないか悩んだ挙句*1、結局こんな超長い感想レポ書いてるあたり、グダグダ考えても仕方ないので腹くくってUPしようかなと思います。
今回は記憶すっ飛ばしてでも全力で楽しむことしか考えていなかったので、前回以上に記憶改ざんされていることは間違いなく、もし読もうとされてる方がいましたら、雰囲気程度に流し読みしていただければと思います。完全自分用レポなので、何回も手直しするけどお気にせずに。
舞浜アンフィシアターという会場
私がずっと眺めてはにやにやしてたのがこの施設概要です→
ホントね、この施設概要をアホかっつーくらい見てたwあげくの果てには図面まで見てた。
今回のステージセットをこの写真を使って説明すると、写真1枚目の天井についている円形ライトが、中央モニターの前に立ててセッティングされていた。で、この写真の中央モニターの上、円形ライトの下あたりにある横長の梯子みたいなやつがちょうど真ん中から半分に割れて、円形ライトの両サイドについてた感じ。文字で表すと_◎_ ←こういう感じ。
期待していたセンターの大きなモニターは無く、これの4分の1ぐらいの大きさのモニターが上部に取り付けられていた。両サイドのモニターは…あったっけ?客席の雰囲気を掴みたい人は「客席」のページを見るといいです。
バンド位置は左右に分かれていて、客席から見て左側がギター&キーボード(むっちゃん&まこっちゃん)ブロック、右側がドラム&ベース(いっきゅうさん&みっちゃん)ブロック。どっちも黒い可動式の台の上にセッティングされていた。あとは、舞台のど真ん中に大きなせり(写真3枚目参照)、真ん中よりもっと奥に、四角い、人が一人乗れるくらいの小さなせりがあった。
写真の通りにキラキラした会場で、客席がなだらかな傾斜になっていて広々としていた。見晴らしが良かったです。そんな会場が緑色に着飾って、緑のサイリュームを持った満員のお客さんで埋まっていて、すごく綺麗だった。
なんでこんなアンフィについて長々細かく書いてんのかって言ったら、ひとえにあの会場がすごく気に入ってしまったっていう、ただそれだけです。かっきーちゃんのライブの雰囲気にあの会場はすごく良くマッチしていたから。
開演前はお決まりのかっきーちゃんによる注意事項のアナウンス。
柿「ダンダンディギダン!ダンダンディギダン!ダンダンディギダンダン!一緒に盛り上がりましょう!」
の声と共にライブ開始。
1日目は右側後方、2日目は左側2列目で見ました。レポ内の左右は全部客席側からの視点。MCはニュアンス、MC位置は適当。
Kiramune Presents 柿原徹也 2nd Live「ダンディギ・ダン」in 舞浜アンフィシアター 2014/8/23(土)・2014/8/24(日)
会場が暗くなり、バックに立ててあった円形ライトが強く光を放ちながらぐるぐると回転する。それと同時に左右の梯子のようなライトも真ん中を軸に両サイドが上がっていき、斜めに傾く*2
会場にあふれる期待を更に煽るようなテンポの速いインスト、そして上から降り注ぐレーザーがステージの上に「2nd Solo Live」「Tetsuya」「Kakihara」の文字を描き出す。ものすごくかっこ良かった。
1:Supernova
→4thアルバムの中でも疾走感あふれるこの曲からライブスタート。バンドメンバーが奏でるイントロと共に、奥からせり上がってくるかっきーちゃん。Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロに全部雰囲気の違うアレンジが施されているこの曲から、これから始まるライブで何か起こりそうな予感をたくさん感じられて、スタートにもってこいの曲だなと思った。
2:Hands up
→ここからダンサーさん達登場。この曲のラップがホントに好きなので、C&Rに忙しかった記憶しかない。Supernova→Handsupの繋ぎがやたらスムーズだった気がする。というか、今回のライブは曲の繋ぎ目がメドレーのように綺麗だった記憶がある。
<MC>
ここで突然バンドメンバーが低い声で「ダンダンディギダン、ダンディギダン」と呪文を唱えるように呟き出す。
柿「ん?これは?」
柿「ダンダンディギダン、ダンディギダン」
柿「ダンダンディギダン、ダンディギダン!」
柿「ダンダンディギダン?」
客\ダンディギダーーーーーン/
3:ダンディギ
→ 何度も何度も聞いてるうちに、イントロが流れただけでこんなにワクワクする曲になってしまいました。全員でダンディギコールする曲入りも、みんなで楽しみたいって言っていたこの曲にピッタリな曲入りだったし、ジャンプして、C&Rして、と完全に参加型の一曲。かっきーちゃん自身もCDとは違う、臨場感溢れる歌い方をしてくれて、まるで来てくれたみんなに話しかけるように歌詞を伝えてくれた。可動式の台に乗っていたバンドメンバーもスタッフさんに押し出されてセットごと前に出てきてくれた(はず)。ホントに全員で楽しもうねっていう演出が全面に出ていた。それが全部全部合わさって、会場が一つになっていたように感じました。
皆期待していたであろうホックをはずすシーンですが、PVでは思いっきり笑顔で露骨にホックをはずしていたオープンエロの柿原さんだったのに対し、ライブでは後ろを向き、自分で自分を抱きしめるように手を背中にまわしたまま、顔だけくるっと振りむくというむっつりエロっぽい柿原さんになっておりました。
1番から2番に入る間奏中には、左右に並んで立ったダンサーズさんがお互いの手をつないで即席のブランコを作り、子供みたいな顔したかっきーちゃんが喜び勇んで手の上に座って、出だしの「さぁ!」でブランコから飛び降りるという、それはそれは可愛い振付が入っていて、まあ、私は崩れ落ちましたw。きっとセンターから見たら、ダンディギ豪華版のジャケ写みたいに見えたのかな。意識したかどうかはわからないですけど、そういう偶然も必然な感じがする。
柿「この曲のデモテープで、イントロが♪ダンダンディギダン〜みたいに歌われていて、それでずっと『ダンディギ』って呼んでたんだけど、じゃあタイトルどうする?ってなった時に」
柿「『ダンディギ』でよくね?ってなってw」
柿「普通だったら自分の作った曲にそんな変な名前つけるのやめろって言いそうなところなのに、ユウスケくんは「あ、オッケーで〜す」ってなったので決まりました。」
柿「それで、ライブ名どうする?アルバム名もふざけちゃったけど…」
柿「まあ、一緒でよくね!?ってなった^^」
柿「夏だしね!ふざけてはじけてみよう!みたいなね。今までの僕は真面目すぎたんだよね。」
とにかく大好きな『ダンディギ』が歌えてうれしい感満載で話を続けるかっきーちゃん。
柿「夏にアルバムを出したいってずっと思ってたんだけど、今回ついに念願の夏に発売することができたので、みんなで楽しめるお祭りみたいな曲にしたかった。」
柿「もうこの曲最初に聴いた時にイメージ通りで!早くみんなに聴いて欲しい、早くみんなの前で歌いたい、一緒に盛り上がりたいって思った!」
4:U R my Sunshine!
5:Number One
→連続3曲飛ばしてきたので、今度はゆったりめの2曲。U R〜では、ステージがゆっくりと時計回りに回転し、その流れに乗りながらかっきーちゃんが全方向のお客さんの傍に寄り、笑顔を振りまいていました。レゲエのテンポに合わせるように、ルームランナーみたいにゆっくり歩くかっきーちゃんがとっても可愛かった。
Number Oneはもう何回も歌っている曲なので、CDよりもところどころ感情を強めに歌ってくれたりしてくれた。これもまた今回のライブ全体を通して思ったのだけど、かっきーちゃんがCDとは違う、ライブなりの歌い方をしてくれていた気がして、それがすごくうれしかった。
6:inside wall
→ワンフレーズ歌った後、後方に下がり、イントロの間に早着替え。イントロがちょっと長めだとは言え、ハイカットスニーカーから編み上げブーツ(ジッパーはついてたけど)にと靴までちゃんと交換していた。kirafesの神谷プロ*3のShall We Circus!を見て、こういうのかっきーちゃんもやって欲しいなぁと思っていたので嬉しかった。そして次の演出にもつながっていたと考えると、割と夢叶った感じでしたw。
歌い終わったあと後方に下がったかっきーちゃんの前に、天井から巨大な白幕が一瞬で降りてきて、かっきーちゃんと左右に配置されたダンサーさんのシルエットだけが映し出される。次の曲を予感させるように、ハットを使ったシルエットダンスを踊ってくれるかっきーちゃん。MJの「THIS IS IT」のジャケ写を思い出してときめいた。酷い盲目っぷりだなと自分にちょっと笑ってしまったwでもかっこよかったです。(※ダンディギ発売イベにて、本人もMJ意識でやってみたと言ってたのでどうやら間違ってなかった^^)
7:Bible of Heart
→ ということで、前回のライブ同様ハットダンスで魅せてくれました。BoHを始め、ダンスを披露してくれる場面が多々あったのだけど、本当に上達していて驚いた。このライブに向けてなのか、ダンスまで力を入れてくれていたかっきーちゃん。どこを取っても進化が目まぐるしいかっきーちゃん…。(プライベートレッスン頑張ってるんだね…)
柿「バンドのメンバーの間で着替えてたのわかった?」
柿「衣装選びもね、難しかったんだよ。」
柿「スクリーンに映るから、ハーフパンツだとシルエットが良くないでしょ?」
8:ラプソディー
→バンドメンバーが楽器を持って前に出てきてくれたおかげで、本日のかっきーちゃんエアギター(1回目)が見られました。なんか他の曲含め、3回くらいやってた気がする。
柿「今回のライブのロゴ、5つのブロック*4からできてるんですよ。」
柿「色々なブロック*5が組み合わさって、一つのロゴになってる。ライブもブロックが組み合わさってこそ一つのライブができあがる…っていうのをイメージしてるんです。」
柿「ちなみにロゴのダンディギとダンの間のマークさ、女の子(♀)と男の子(♂)のマークが合わさった記号になってるでしょ?*6男の子も女の子も楽しめるライブを作りたいと思ってデザインしてみました。」
柿「あ、(交わってるからって)そういうのを意識して作ったわけじゃないんだよ?w」
柿「女の子も男の子もみんなが楽しめるライブを目指して(今回のライブを)つくりました。」
柿「『みんなが楽しめるライブ』っていう、この考えはずっとブレません。」
柿「大きい会場もいいけど、こうやってみんなの顔が近くに見える会場でやっていきたい。」
9:Good Luck
10:adrenaline
→この前のMCで一体感の話をしていたので、客席と一体になれる2曲を披露。前回のライブレポの時もadrenalineについてすっげサラッと書いてあるんだけど、この曲本当すごい好きで、超ノリノリで聴いてるからいつも記憶ないだけです。「♪アドレナリンの限界も迫る心」のとこの歌い方が可愛くて…。
11:my life my time
→1日目も遠めからそう感じたし、2日目は目の前で見て、よりそう思ったんだけど、この曲を歌ってるかっきーちゃんが本当に大きく感じた。歌が上手くなったとか、会場の煽り方が上手くなったとか、そういう断片的な事ではなくて、何というか逞しくなったなと思った。変な話ですみません。今までこの曲を聴いた時にそんなことを感じたことがなくて、自分にあれ?ってなっていた時にちょうどCメロに差し掛かって「希望の光 青いキセキ」と歌っているかっきーちゃんを下から見上げた時が今回一番眩しく感じた瞬間だったと思う。
■余談:my life my timeで感じたこと
サビアレンジがまったく同じなはずなのに、たまに1・2番のサビとラストのサビが全然違う風に聞こえる曲に巡りあう時があるのだけど、その感覚が今回の「my life my time」に感じることができた。
楽曲を通して聴いた時に最初と最後が別物に聞こえた時は本当に鳥肌が立つ。きっとその曲が一本につながっていて、一つの話を読むかのように起承転結を感じられるときにだけ起こるのだと思っている。今回の「my life my time」のCメロからサビに入る時、なんだか目の前がぱーっと開けた気がして、ちょっと泣きそうになった。この後のMCでデビューイベントの事を語ってくれたのだけど、そういうのとかを全部思い出しながら歌っていたりしたのかな、だから大きく見えたのかな。そういう瞬間を目の当たりにすると、こんなにダイレクトに伝わるものなのかと思った。結局のところ答えなんかわかりはしないのだけど、そういう事にしておいた。またそうやって感じられる瞬間に立ち会えるといいなぁと思いながら聴いていた。
<MC>
12:Call my name
→素のかっきーちゃんで歌ってくれる最たる曲なんだろうな、と思いながら聴いた。ライブのMC中にここに来れなかったファンの子を思っての発言が多々あったので、きっと今ここにいない子たちのためにも歌ってくれているであろう曲でした。かっきーちゃんは「いつも傍にいるよ」って何度も言っていた。
柿「絶対一人じゃないから。」
柿「何か困ったことがあったり、新しいことを始めようとして不安になった時は、一人で抱え込まないで」
柿「いつでも俺を呼んで。」
柿「ってダチには言ってるんだ。」
13:君の声に
→こちらの曲で泣いた方は、ここだけスルーしていただけると…。
自身でも言ってたけど、こういう歌詞の曲を歌うのが挑戦だったというのもあって、曲に入り込むのに時間かかるんだろうなと感じた。ただ2番に入る前の間奏部で顔つきが変わったのはすごく印象的でした。挑戦というなら、ユウスケさんに作ってもらった曲は両方とも音幅(というか高音域)が広くて、かっきーちゃん高音苦手なのに、この歌詞でもメロでも難しい曲に挑戦してくれたっていうのはすごくうれしかった。現に両日とも高音あんまり出てなかったね。でもCDより良かった。最初聞いた時、この曲自体はすごく好きで、やっぱりヒットメーカー*7ってすごいなと感じた。
もう一つ演出面で。Cメロ部の「♪(歪んでいたそのナイフは)僕が渡したのかもしれないね…」の時、1日目はかっきーちゃんが後ろに下がり、誰もいないセンターにピンスポが当たっていたという演出だった。彼女がいなくなった喪失感を表していたように見えて、すごく良く出来た演出だと思ってめちゃくちゃ気に入っていたんですが、2日目はピンスポがだいぶ後ろに下がっていて、若干かっきーちゃんが照らされていたのが本当に残念だった。あれ、結局どっちが正しいんだろう。それとも1日目の演出を見て、2日目直しちゃったのかな…。まあ、みんなかっきーちゃんの姿見たいよね…。誰もいないところにピンスポが当たり、またちょっとづつ姿が照らし出されていって、曲の終わりと共に奥のせりから沈んでいくかっきーちゃんっていう演出が本当に気に入ってたんだよってことは書いておこうと思います。
そして次の曲を予感させるようなインスト&レーザーの嵐。
14:Chaos Breaker
→天井から放射状のレーザーが主役のいないステージを円錐状に囲む。客席に放たれるレーザーは壁に波を打つように照射される。ぐるぐると、ゆらゆらとレーザーが会場の熱を高める中、電子音がはじけるようなカオブレのイントロと共にレーザーの中から立台に乗ってせり上がってくるかっきーちゃん。
今回、前方そして後方の両方からステージを見ることが出来たのだけど、場所によって印象が違うのが面白かった。どちらの席でも、その席でしか見えない景色で楽しめる演出になっていたように思う。たくさんの人達の力でかっきーちゃんがよりカッコよく見えてることを実感してやたらテンションがあがりました。
サビの「♪Chaos Breaker〜」を歌うかっきーちゃんは、まるで空手の正拳突きのような振りで「カオスブレイ”カッ!”」と喝を入れるかのように歌い上げるので、それはそれは可愛かったです…。衣装も真っ白なスーツで王子様のように素敵だったのですが、この時ばかりは道着に見えてそれはそれは…。(※私の中で「Chaos Breaker」は3本の指に入るくらいのかっきーちゃんが可愛い楽曲だと思っています。)
15:Electric Monster
→この曲のパフォーマンスにおいて特筆すべきは柿原さんのダンススキルが格段に飛躍しているということである。この曲の間奏部にダンスの見せ場があるのだけども、その中でやったロボットダンスが素晴らしかったです。アイソレーションがめっちゃくちゃ上達してた。前のめりで食いついて見た。ロボットダンス以外でも静と動のメリハリが綺麗についてて、私の好みのダンスに仕上がっていた…(涙)。止まるとこはちゃんと止まって、動く時にダイナミックに動く、で、指先まで綺麗だったら私は灰になっていました(大げさ)。DVDになるかどうか知りませんけど、またダイジェスト版しか出ないというのであれば、お願いだからこの間奏のとこフルで入れてくださいと土下座したい。わがまま言わないのでこれだけ映像下さい。初めてセンター席前列がうらやましいと思った。次も期待していいかな…その時はホント真ん前で見たい…。超カッコよかった。
ここで突然スローテンポに「♪Endless〜 Journy〜」とアコースティックVer.で歌い出すかっきーちゃん。
2日目は、みんなと一緒に歌えるように、歌詞を先に教えてくれながら歌ってくれた。その声が優しくて心地良かった。
柿「Endless Journy!まだまだ終わらねーよ!!」
ここからオリジナルVer.の伴奏が流れる中、後方席に会いに行くためにトロッコに乗り込む。
16:Endless Journy
→ 満面の笑顔でトロッコに乗り込み、ちゃんとブロックごとに止まって、手を振って歌っていた。1日目は後方だったので、トロッコから全部のお客さんに行きわたるように手を振ってくれるのが良く見えた。私は曲が始まるとその曲に完全に乗ってしまうため、近くに来てくれても手振るのとか忘れてしまう人なんだけどもw、ちょうどよくかっきーちゃんの方にキンブレ指せるところがあったので意気揚々と指したら、多分ちゃんと指し返してくれた気がしている。来てくれているファンの顔を本当によく見てくれる人なので、たくさんのファンの愛に答えてくれていたように見えた。

17:Hikari
→ステージ上の立台の上に立って歌っていたのだけど、その立台が更にせり上がって、ステージ上からでも後方席と同じ目線で歌ってくれたかっきーちゃんですが*8、そのせり上がった台座がぐらぐら揺れまくっていて、気が気じゃなかったっていう思い出しかない。ごめん。事故防止策とか大丈夫なのかってずっと考えててごめん。ただ、なんか今回のHikariは明るいなと思った記憶だけある。(悪い意味ではない)歌い終わりに一旦ステージ奥に下がり、上だけ青×白のチェックシャツに着替え。
18:GENERATIONS
→Aメロ部の振付がMVを彷彿させるようだった。右からダンサーさんが一人やってきてハイタッチ、その後左からもう一人やってきてお互い見合って笑いあった後ハイタッチをし、サビで拳を振り上げ、とPV演出をステージ上で再現しているように見えて可愛いステージだった。
19:Continue
→本当に大好きな曲なので聴くのにものすごい集中してしまうんだけども、どこで何をすればいいのかというのを体が覚えていて、考えなくても勝手に動いているという不思議な状態で聴いていた。かっきーちゃん、やっぱり高音苦手だね。でも、このレポでもどこかで書いたけど、今回高音域の曲をたくさん歌ってくれて、私は音幅が広い曲が大好きなので、自分の好みの曲をかっきーちゃんがたくさん歌ってくれるというのは幸せなことだなぁと思った。もちろん音は外さないに越したことはないけど、結局のところ、歌ってくれる歌に気持ちがこもっていれば私は音が外れようがあんまり気にしなかったりする。
■余談:今回のライブとは全然関係ない話
Continueの感想を書いていて、思い出した話を唐突に書きます。
去年の秋頃にかっきーちゃんと谷山(紀章)さんがゲストで呼ばれた大学祭のトークショーを見に行ってきた時の話。序盤の方でかっきーちゃんが谷山さんに何気なく「どーやったら谷山さんみたいに歌上手く歌えるの!?」みたいな質問をしたのだけど、それまでおなじみの軽快な谷山トークが炸裂していたのに、この質問を受けた時だけ谷山さんの顔が真剣になったのがやたら印象に残っている。
谷「うーん…上手く歌える…上手く歌うってどういうこと?」
谷「音を外さなければ歌が上手いって、そういうことではないでしょ?」
谷「俺は歌うのが好きで、好きこそものの上手なれ的な感じで歌い続けてきたから、それを上手いって言ってもらえるのはうれしいけど…。」
谷「(カッキーのファンは)上手く歌ってくれることを求めているのかな?」
谷「カッキーはカッキーなりの歌を歌えばいいんじゃない?」
みたいなことを言っていて、講堂の片隅に座っていた私は、心の中で首がもげるかっつーほど頭を縦に振りまくった。この後、谷山さんはすぐに真面目に回答している自分に気づいて、いつもの軽快トークに戻り、これを聞いたかっきーちゃんはちょっとだけ黙りこんでしまったように見えた(そんなことはなかったらごめんね)。
この時かっきーちゃんがどういうテンションで質問をしたのかもわからないし、答えを聞いてどう思ったのかなんて知るよしもないのだけど、今後のかっきーちゃんの歌手活動になにか影響を与えてたらいいなぁってちょっと思った。だって「ちゃんと音をあてる」なんて技術の話で、練習すればある程度までは上達するものだろうし、そういうブロックをどう対処するかの方法は心得てるだろうし。重要なのはそこから先なんだろうなと思う。
谷山さんって心底「歌う」という事が好きなんだろうね。このトークショーで話した事なんてもうすでにほぼ忘れているのだけど、この会話だけはやたら記憶に残っている。書きそびれてたから今書いた。
Continueが本編ラストの曲。客席から「ダンダンディギダン!ダンディギダン!」のコールでかっきーちゃんをステージに呼び戻し、アンコールスタート。
En1.ocean flying(1日目)、運命の引力(2日目)
→1日目はアンコールも盛り上がっていくぞという意味を込めて?、2日目は感謝の気持ちを込めて*9この選曲。1日目についてはほぼ私がくたばっていたので記憶が薄いから割愛(とりたてて好きな曲でもないという理由もあるwごめん)。2日目に歌った「運命の引力」については「感謝の気持ち」をこの曲で伝えるところがかっきーちゃんらしいなと思う。この曲って決して感謝の意を伝えるという歌詞ではないのに(そういう意味では「Thank you & smile」があるし)、これをチョイスするっていうのは、やっぱりかっきーちゃんの「ありがとう」って「俺はいつもそばにいるよ」っていう事なんだろうね。かっきーちゃんが歌う「運命の引力」が好きです。
En2.Cheers!!
柿「みんな乾杯したいかー!!!」
柿「酒飲みたいかー!!!」
柿「お酒飲めない子はジュースで!それ以外はアルコールだ!!!」
という、酒豪らしい煽りで始まる。「U R my Sunshine」の時と同じく、時計周りに回転するステージ上にバンドメンバーやダンサーくん達とはしゃぎながらくるくる回る御一行。ただ、最後の方だけは一緒に回ることが出来ないドラムのいっきゅうさんの傍でしばらく歌っていた。かっきーちゃんの行動には自分の信念の端々が垣間見えるので、そのブレなさに安心する。1stも同じこと思ったっけか。
En3.カモン×3
→これが今回のラストの曲だったわけで、全力出したら記憶全部飛んだ。何やら1日目に作曲者の流田くんのバースデーメッセージを絶叫したらしいんだが*10、全く記憶にない…。あと、この曲も割と聴いてたはずなのに、自分のC&Rがあやふやすぎた。そんなあやふやさすら面白かったのでラストの曲にぴったりでした。お祭り騒ぎで終わるという何ともダンディギなライブの終焉でした。
そして最後は、ブロックの方向毎に手を振り、肉声でお礼を言い、深々とお辞儀をしてステージ脇に消えて行きました。
■余談:総括
2ndライブの感想を一言で表すと「楽しかった」これに尽きました。
もちろん1stも楽しかったし、キラフェスも楽しかったんだけど、なんていうのか「魅せる」や「楽しませる」というよりも、とにかくみんなで一緒に「楽しむ」のが全面に出てた感じがする。先日ちょっとだけ書いたけど、今回のライブがすごく立体的に感じたっていうのは、アンフィシアターという360度どこを見てもお客さんとメンバーが見渡せる会場で、かっきーちゃんが中心に立って「楽しもうね」っていう想いを飛ばすと、声援であったり、ダンスであったり、生伴奏であったりで、またかっきーちゃんの下に返ってくるのを感じた気がしたからだと思う。どのライブも基本はそうだけど、アンフィシアターという会場がそういう錯覚をしてしまう不思議な空間だったのも要因であったように思う。すり鉢状だったせいもあるのかもw。ホント凄い気に入った、あの会場…。
それと、アンフィって色々設備整ってるイメージなので、もっと舞台に何か置くとか、特殊装置で魅せるとか(レーザーは除く)、後方の大スクリーン使って何かやるとか色々出来たと思うんだけど、思った以上にものすごいシンプルだった*11。何が言いたいかというと、もっと色々できるはずなんだろうけど、かっきーちゃんが自分の身一つでステージを作り上げてた印象が大きかった*12。現にほとんどステージ上からはけなかった。あんな大きくて面白い会場を身一つで盛り立てるかっきーちゃんはカッコよかったです。
1日目のMCは割と冗談交えて軽快トークだったのに対し、2日目はすごく真面目に考えてることや思ってることを伝えてくれました。きっとあれだけイケメン台詞をガンガン言っていれば、MCについてはレポが回りまくっていると思われるのですが、せっかくなので書いてみる。
柿「ここに“来た”かどうかじゃないんです。柿原のライブに“行きたいな”って思ってくれた時点で、それは僕と約束をしたんです。」
柿「僕は皆さんに(ライブを楽しむ)時間を与えていると思ったことなんて一度もありません。」
柿「僕が皆さんから時間を貰っていると、今回なら23日、24日にここで会う約束をして、僕のために時間をくれたんだって思っています」
柿「俺、ライブはデートだと思ってるから。だって、このライブに行くってなった時点で約束でしょ?この日のために、何着ようかな?柿原何歌うのかな?とか思って来てくれてるじゃない?」
柿「だから、昨日と今日は俺とのデートね。」
あと、今回一番好きだったMCも追記。今回のアルバムは、全体を通してのテーマが『ブロック』になっているというお話でした。
柿「『ブロック』って言われて、みんな何を思い出す?煉瓦みたいな「塊」とかのブロック?」
柿「『ブロック』って言葉を日本人はネガティブに考える人が多いよね。「拒絶」だとか、立ちふさがる「壁」だとか。」
柿「18歳で日本に来た俺の目の前は『壁』だらけだったんだよね。」
柿「一歩歩くとコツーン…。なんだこのブロック、邪魔だなぁ…よいしょって。で、また歩くとコツーン、めんどくさいなってまたよけてはコツーンって。歩くたびにブロックに当たってた。」
柿「でも視点を変えるだけで、大きく見え方や捉え方って変わるんだよ。」
柿「『壁』だって、「自分に立ち塞がる」壁だと思うか、「自分を守ってくれる」壁だと思うかで全然違う。」
日本に来たばかりの頃の自分について、ジェスチャー交じりで話してくれました。本人は苦労とは思ってない〜みたいなことを言ってるけど、ブロックにぶつかる「コツーン」っていう音の言い方だったり、一歩ずつ進んでブロックを除けるしぐさだったりでどれだけ大変だったのかが伝わってきた気がするし、それでも視点を変えることが乗り越えることの第一歩だって教えてくれたこの話が、伝え方も含めて印象に残った。かっきーちゃんって本当に言いたい事というか、伝えたい事に対しての熱量が顕著に表れる気がするので、それも相まってすごく好きなMCでした。聞けて良かった。
『my life my time』後のMC内容についても(長いのでこれは割愛)勝手な感想を述べると、かっきーちゃん、最初の会場埋められなかったことが実は結構悔しかったんじゃないかな。もちろん思った以上に来てくれたことに対しては本当にうれしかったんだとも思うんだけど、話ぶりを聞いていてなんとなく勝手に感じました。その後かっきーちゃんがどんな努力をしたのかなんて全然知らないけど、この人のすごいところはその努力が目に見えて表れているところであり、それを自分だけじゃなくて周りにも見える形で実現してくれているところだと思う。
もう時効ってことで書いていいよねw、「GENERATIONS」サイン会の時の話なんだけど、「GENERATIONS」のPVの最後、バスケットボールに「Enjoy?」って書いているのは、最初「GENERATIONS」(だったっけかな)って書く予定が、自ら考えて「Enjoy?」にしたと言っていた。その時のかっきーちゃんは「今を楽しんでいる人は将来絶対幸せになるべきだし、なれるはず。頑張るのも楽しみながら頑張る、それが報われなくちゃいけないと思う。」って言っていたのが、今回のライブに通じるものがあるなと思いだしたりしてた。今回もライブをとことん楽しめたし、次のライブも一緒に楽しみたいと思うから、それまでちょっとでも私も前に進めるように楽しんで日々過ごそうと思いました!以上!かっきーちゃんライブまたやろうねー!!!

*1:正確性の無いものをネット上にあげていいのかという葛藤

*2:文字で表すとこんな感じ→\◎/

*3:私の中のひろCのあだ名はこれで定着しましたw

*4:第1ブロック〜とかの区画的な意味合いだと思う

*5:こっちは区画の意味と煉瓦みたいな塊の意味の両方を持ってるのかなと推測

*6:CDのタイトル参照

*7:ユウスケさんはJKのカリスマ西野かなやんの大ヒット曲を手掛けた方です。

*8:ジャニコンでよくあるアレ

*9:これは本人談

*10:流田くんTwitter参照

*11:予算うんぬんの話は考えませんw

*12:もちろん大前提としてメンバーやスタッフありきでのステージであると思ってるよ