Kiramune Music Festival 2014 at 横浜アリーナ 2014/3/22(土)続・感想 〜初期メンバー編〜

初めてのKirafesに参戦して来まして、それぞれの声優さん達に持ってた印象と、今回アーティストとして見てきた声優さん像に良い意味で多少なりともギャップが合ったので、それも含めて各人の感想を忘れる前に書いてみようと思います。
その前に、今回参加したことにより、久々に岩田お兄ちゃんを生で拝むことができたうえ、クレーンに乗って近くまで来てくれた時に私なんか(の方向)に手を振ってくれて、それだけで感無量でこんな事ならさっさとキラフェス来れば良かったとさえ思ったということは記しておこうと思います。私は岩田お兄ちゃんのどうしようもないラジオや下ネタ満載ソロCDを聞いて学生時代を過ごしました^^。
では感想どうぞ。
■CONNECT編
Kiramune設立当初の初期メンバーでもあるCONNECTさん、一番初心者に優しいパフォーマンスでとてもありがたかったです。曲とかちゃんとわからなくても、一緒にノリやすい、馴染みやすい音楽で、もし上手く馴染めなくても、お二人がたくさん歌でファンと関わろうとしてくれたおかげでおいてけぼりになる事もなかった。
ユニット名の由来通り誰よりもお客さんと一体となって、『みんなと一緒に楽しむ』感が一番強かったように感じました。
元々二人とも癖のある歌い方をするのに、二人で歌った時の収まりの良さっていうのはCDを聞いていても感じていて、実際生で聴いた時も個々のパートは結構自由に歌ってたのに対して、二人で歌った時の一体感が聴いていて耳馴染みが良かったです。特に鈴村さんは生で聞いてみると思っていたよりずっと歌が上手かった。
お鈴さんの歌はCONNECTとうたプリ楽曲を聞いたことがある程度で、そこまで「上手い」という認識を持っていなかったのだけど、横アリの聴き取りづらい音響の中でもはっきり聞こえたのは鈴村さんでした。CDより生歌の方が断然良い伸びのある声だった。聞いてくれる人がいると実力をフルに発揮できる人なんですかね、そういう人好きです。なんか鈴村さんファンにフルボッコされそうな文章でごめんね、ホントに良いと思ったよ。
それと、なんと言っても大黒柱感が凄かったです。お客さんも推しが誰であろうと関係なくCONNECTの時はちゃんと戻ってくるというか、CONNECTの時の会場全体の統一感みたいなものがすごいなあと思いながら見ていました。他の出演者が生徒だとしたらCONNECTは先生のような感じ。クラスの人気者達にキャーキャー言ってたら先生がやってきて「ほら授業始めっぞー」って言うから「はーい!」って返事するあの感じ?CONNECT先生がいてくれるからこそ安心してみんな遊べるんだなと。土台感がすごく良かった。
CONNECTの良さは楽しいを体現したパフォーマンスにあるんですね。また見たいなー。しばらくお休みなんてすごくもったいない。本人たちは「長いお休みをもらえた感じ?」「ラッキー☆」とは言っていましたけど、フェスだけは参加してくれたらいいのに。岩田お兄ちゃんが50歳のお祝いをキラフェスで出来るように、この先もKiramuneを発展させていってほしいなと初参戦ながら思いました。でも、その前には戻ってきて下さい。
入野自由
文句なしに今回のMVPをあげたかったのは自由くん、この人でした。
CD音源により歌が上手いというのは事前に分かっていたのだけど、生で聴いても声が通る、声量もある、音もはずさない、一人でもしっかり魅せるダンスを踊れる、もちろん群舞もできる、舞台で鍛えたのかコミカルな演出も上手、無駄のないMC、客の煽り方も上手etc.と正に素晴らしいエンターテイナー。入野自由パフォーマーとしての素晴らしさを十二分に楽しめるステージを見せてくれました。自由くん見に行くだけでも価値があった。
イメージカラーでもある赤い色が暗闇で燃えている光景はとても攻撃的で、旧譜だけ聴いていた私は自由くんを「爽やかな王子様的キャラ」なのだと思って臨んだので始まるまでギャップに戸惑ったのですが、自由くんのパフォーマンスがそれに合うように激しく熱いものだったのでかなり驚いた。そして同時にあっさりイメージが覆りました。
印象的だったのは一人で踊っている時の自由くんの身長がすごく高く見えたこと。振りが大きくて指先まで綺麗だったので大きく見えたんだと思います。ダンサーさんと並んで踊ってるのを見てやっと、実際はそこまで高身長なわけじゃないんだったっけかと気づくくらい、それくらいダンスが良かった。
キラフェス復帰の気合の表れとも取れるLoud!→Faith→DICE→HighDrive→Loud!のメドレーは前述で述べたとおりの歌でもダンスでも魅せていただき、かと思えば黄色い格好で現れ、浪川先生に許可を取りw、「BANANA---NA, BOAT!」を歌い、小芝居を入れながら広い会場を自転車で駆け回って会場を盛り上げたパフォーマンスも見事だった。自分の持っているキャリアをふんだんに生かしている感じでした。すごいなあ。
物販に並んでいる時から、自由くんに対して「ホントにかっこいい!」とか「ダンス絶対すごいから!」など自由ファンのお嬢さんたちが力説してる会話が聞こえてきたのですけど、自由くんに求められているものが如何に高いかということが良く分かった。去年参加できなかったのも舞台があったというのがもちろん一番の理由だろうけれど、片手間で作りあげたような半端なものは見せられないというのもあったんじゃないかなとなんとなく推測。あれは片手間で出来るレベルではないもの。最新アルバムも早急に聴きたいなと思います。自由、凄かった!
神谷浩史
自由くんの求められているものがレベルの高さだとすれば、この人の求められているものは期待そのものでした。変な言い方すると、最初から「期待に答えること」が義務付けられている人。そしてそれを自分でも理解していて、ちゃんと見合ったものを提供してくれる人。さすが神谷プロ。
この方に対する私の印象は「アイドル」というものからは到底かけ離れていて、いつも真面目で仕事に対して愚直(これ以外の単語思い浮かばない自分の語彙の少なさ…すみません)、何にでもはっきり線引きをして、許した人しか自分のテリトリー内に入れない二代目ヲタク牽制声優w*1という印象だったため、そんな神谷さんがヲタクにたいしてアイドルなんてできてんのかな…緑川先生なんてファンが話聞いてくれないと普通に帰っちゃうよ!?とか言い出してたけどひろしーも言うのかなwwとか思っておりましたが、アイドルスマイル全開で会場を盛り上げているのが面白くて仕方なかったと石を投げられるのを覚悟で書いてみます。良い意味で職業アイドルだった。(職業アイドル大好き!)
予想していた通り、見る限りにぶっちぎりで大人気だったため、演出的にも凝っていたように見えました。神谷さんに関しては時間がなくて1st、2ndミニアルバムあたりしか聴けていなかったため、楽曲に対する感想も「The・草食系男子」で固定されていたのですけど、最初の曲からしてエレクトロ調だったので始まりからして色々覆りました。
一番驚いた、そしてプロ根性を感じたのは「Shall We Circus!」のパフォーマンス。これもキラフェスで初めて聴かせてもらったんですけど、まさかのひろしーがロデオロック!!!これ、凄かったですね。演出とかもそうなんだけど、神谷さんなんてどのアニメつけても声が聞こえるくらいの出演率で、なんか最近は映画やら舞台挨拶やらとかまでしてるくらいの言うまでもなく押しも押されぬ超多忙な人気声優なわけですよね。それなのにこのテンポの速いロデオロック調の曲を、歌詞覚えて、歌いながらダンスするだけじゃなくて、この部分で階段おりて、この部分でスクリーンの後ろに入って早着替えをして…とかなり練習積んだはず。よく出来たなぁ…。聴いてるのも見てるのもとても楽しかったし、大変でもこういう曲を、こういう演出をやらせてもらえるひろしーがちょっとうらやましかったりしました(いいなー、柿原さんもこういうのやってーw(心の声))。終わった直後にファンの女の子達がすごく感激していたのも印象に残っている。出てきた瞬間の会場の沸き具合もキンブレの色の変わる早さも尋常じゃなかった^^早い早い。
CONNECTが大黒柱だとしたらひろしーは大スター様なんですね。ちなみに自由くんはもちろんエース。そう考えると初期メンバーって良いバランス。
アンコール時のMCにて
神谷「大体みんな当日*2のリはの時に初めて会うんですけど、『俺、今回頑張った!!』と思って来てみても、他の人がそれ以上に頑張っているので、毎回『わー!!もっと頑張ってくればよかった!!』と思って凹みます。」
と言っていたのだけど、これこそが私の想像通りの神谷浩史様でした。
余談ですが、帰ってきてから「Shall We Circus!」をちゃんと音源で聴いたんですけど、とんだはじけっぷりで素晴らしかったです。オーーーーーー!!!イェーーーーーーー!!!イェス!!!wwwwwwwかわいいな神谷さん。

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続く。

*1:初代は緑川光先生

*2:前日だったかも